電気柵
シカ・イノシシ・タヌキ・ハクビシンなどの防獣対策として電気柵の認知度が上がってきています。
弊社でも商品の販売はしておりますが、設置はどうやるの?という声がありますので、
設置方法と注意点をご紹介致します。
設置方法
個々の商品を接続させると下記の図(2段張り)となります。
どの部品がどう使われているか、言葉より図示した方がイメージが湧くと思います。
あと、お客様が悩まれるのは、自分の畑・田んぼなど農場の広さに対し、
どれくらいの長さ(外周)になるのかということだと思います。
下の図は、2段張りで1反張り(周囲250M)、2反張り(周囲500M)、
3反張り(周囲750M)をする時の目安です。
例えば、ヨリ線は、1反張りなら1巻、2反張りなら2巻、3反張りなら3巻となっています。
また、必要部材を計算する方法は、下図を参照して下さい。
周囲の長さが分かれば算出できます。
注意点
電気柵を設置する上での注意点です。
<危険表示板の掲示>
2015年に伊豆で死亡事故がありました。
この危険表示板は法令で義務付けられていますので必須です。
また、効果的な設置として、4つ注意点があります。
- 道路の端から50cm以上離して設置
- くぼ地では隙間から動物が入らないようにする。
- 階段状(段差がある)の場所では隙間を作らないようにする
- 傾斜地での設置は斜面から約2m離して設置する
特に1の設置は、通電材の土の上に足を乗せることで、動物を通電させるので土を踏ませることが重要です。
コンクリートや舗装材(アスファルトなど)に足が乗ったままでは通電されません。
他にも雑草をこまめに処理して下さい。
ヨリ線にかからないようにして漏電を防ぐ効果があります。